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【銘柄診断】シャープは懸念された液晶パネルの採算改善が進み、底打ち相場へ
シャープ <6753> は震災後の安値3月15日の626円以後、戻りらしい動きはほとんど見られないまま、9月13日には567円と年初来安値を更新する低調な展開。液晶パネルの落ち込みによる業績悪化懸念が次第に強まったことが要因。
その業績は今2012年3月期9月中間決算の営業利益は335億8500万円と前年同期比22.8%の減益となった。ただ、これは従来の320億円の予想を上回る上振れとなった。事実、決算発表後株価はあく抜け感を強める動きになっている。液晶パネルはタブレット向け中小型液晶、および60インチ以上のパネルに集中する戦略が奏功して採算改善が進み始めたことが要因。
欧州市場の落ち込みで期待の太陽電池部門は足元もたついているが、国内の需要は今も伸びているし、今後の見通しも明るい。ただ、円高、あるいはタイの洪水の影響などにより今3月期通期の営業利益は970億円から850億円(前期788億9600万円)へ減額修正している。
株価はあく抜け感を強める動きになっているが、業績回復のはっきりした方向性が確認されないと、単なるリバウンドで終わってします可能性もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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