日産、7人乗り高級クロスオーバー「インフィニティJX」をLAオートショーで初公開

　日産自動車は17日、同社のプレミアムブランドであるインフィニティが、新型「インフィニティJX」を現地時間11月16日に行われたロサンゼルス・オートショーで初めて公開したと発表した。

　2012年の春から米国で発売される同モデルは、7人乗り高級クロスオーバーであり、車両後退時の衝突を防ぐ、バックアップ・コリジョン・インターベンション・システムを世界で初めて搭載している。

　保守的で大差の無いデザインが大半のラグジャリークロスオーバーセグメントにおいて、スタイリッシュなインフィニティJXは斬新な選択肢。多彩なシートアレンジなど、フレキシブルなインテリア機能、広い室内空間、安全性、高級感など、同セグメントの顧客が望む要素に応えられるよう設計されている。

　JXは、3列シートを配し利便性に優れているのに加え、インフィニティらしいプレミアムなすべての機能、優れたパフォーマンス、そして、革新性を持ち合わせた車。際立ったスタイリングや職人技と共に、JXの躍進的なデザインは、どの列のシートにもゆとりあるレッグルームを与えながらも、余裕ある荷室を確保した。また、"マルチモード・ミドルシート"を可能にしたシートデザインにより、チャイルドシートを2列目に装着したまま3列目のシートに乗ることが可能。

　JXは新機能としてバックアップ・コリジョン・インターベンション（BCI）システムを装備。同新技術は、車両後退時に、車両後方に接近する車や障害物などをドライバーに警告音とモニター画面で知らせ、衝突を防ぐため、必要に応じて自動的にブレーキを作動させる。新技術であるBCIに加え、ブラインド・スポット・インターベンション（BSI）システムやアラウンド・ビュー・モニターも搭載されている。

　新型インフィニティJXに数多く搭載されている他の高度な標準・オプション装備のひとつに、インフィニティ・コネクションがある。この新技術はオーナーのスケジュールをグーグルカレンダー経由で自動的に同期し、約束の場所へ車をナビゲートする機能などを持っている。インフィニティ・コネクション・システムには、レストランの予約、予約航空便の変更、記念日のギフト購入などを車の内外から24時間いつでも行えるパーソナル・コンシェルジェ・サービス、"インフィニティ・パーソナル・アシスタント"が含まれている。

　JXは前輪駆動（FWD）とインテリジェント四輪駆動（AWD）の二種類があり、標準装備された265馬力の3.5リットルDOHC V6エンジンと、スポーティな走行が楽しめるよう制御した新型無段変速機（CVT）の組み合わせが、レスポンスの良い、切れ目のないリニアな変速感を実現する。燃費はNITSAハイウェイモードでガソリン1ガロン当たり23マイルとなる予定。