【銘柄診断】日揮は業績下方修正で波乱場面、値固めしながら業績好転を待つ

2011年11月11日 17:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日揮 <1963> が波乱場面に見舞われている。10日に発表された今2012年3月期9月中間決算は、営業利益306億5800万円と前年同期比69.2%の大幅増益を確保した。ただ、第1四半期の営業利益156億800万円に対し、第2四半期は150億5000万円と停滞色を強めた。

  こうしたことから今3月期通期の営業利益の見通しが当初の640億円から615億円と前期比3.2%減へ下方修正され、成長期待で支えられてきた株価に反省ムードが広がっていることが株価波乱の背景。今回の震災による中期的にエネルギー政策が変更する見通しにある。

  同社が得意とするLNGガスなどの火力発電方式や企業の電源設備増強によるニーズが拡大する可能性が強まっており、震災関連としての視点も、人気盛り上げに働いた。3月15日の安値1460円から7月25日の2508円まで続いた後の調整場面に入っているが、先行した株価もPER13倍台にまで低下してきた。調整を続けながら業績好転を見守るパターンが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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