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【銘柄診断】東海染工は業績回復もまだ利益水準が低い、もみ合いを持続の流れ
東海染工 <3577> は震災後の安値3月15日の50円から順調に戻り相場に転じたが、7月26日の99円でひとまずの上げ一巡感を呼び、その後は調整局面入り。80円台でのもみ合いになっている。
今2012年9月中間決算は主力の国内染色加工事業がユニフォーム関連商品やクールビズ対応向けなどの機能加工商品の受注が好調に推移し、前期に新設した磐田事業所はフル生産と業績に寄与した。海外でもインドネシア子会社が好調で、9月中間決算は期初の1億円の営業損失見込みに対し、8500万円の損失(前年同期4億1000万円の損失)にとどまった。
特に注目されるのは売上高が69億3200万円と前回予想を上回り、中間決算では5期ぶりの増収となったこと。そうした勢いを引き継ぎ今3月期は営業利益3億8000万円と前期比86.8%の増益が見込まれている。ただそれでも1株利益は6.6円と水準は低い。
今のところ、もみ合い打破へ向けては材料難。未定とされている今期の配当について実施の方向が明らかになれば、それなりに見直し人気を誘うことも考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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