【今日の言葉】『上昇に転じたPER』=「株価」÷「1株利益」

2011年11月11日 10:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『上昇に転じたPER』=PERとは株価収益率のことで、「株価」÷「1株利益」で求める。単位は「倍」。主に個別銘柄で用いる。東洋経済新報社の発行している「会社四季報」が、過去数期間と先行き2期間の1株利益を載せている。これを基に株価と照らし合わせることでPERを求め、たとえば、同業など類似銘柄とのPERを比較して割安、割高、適正などと判断する。

  また、日本経済新聞社が、毎日、日経平均(採用銘柄数は225社)の予想PERを発表している。このPERが、今年夏場には13倍前後だった。それが、直近では15倍台へ上昇している。株価(日経平均)は、夏場頃とほぼ同水準だから、その中でPERが上昇していることは、「1株利益」が下がっていることを意味する。

  欧州の金融不安、円高、タイ洪水、東日本震災復興の遅れなどが重なり、「企業業績」が悪化し始めたとの懸念が強まっている。今後、さらに、企業業績への不安が強まるようだと株価(日経平均)は下げ圧力が強まることとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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