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オランダの有名な社会心理学者、長期間にわたるデータねつ造を認める
danceman 曰く、 オランダのティルブルフ大学は、社会心理学者Diederik Stapel元教授のデータねつ造疑惑に関する報告書を発表した(報告書: PDF、Science Insiderの記事、Reutersの記事、本家/.)。
データねつ造疑惑が持ち上がったのは今年の8月。研究者3名による告発を受けて調査を開始した大学に対し、データねつ造を認めたStapel氏は9月7日に停職処分となっていた。大学側がStapel氏の元勤務先であるアムステルダム大学およびフローニンゲン大学にも問い合わせを行い、150本以上の論文を調査した結果、データのねつ造は過去10年近くにわたり繰り返し行われていたことが判明した。ねつ造されたデータは、4月にScience誌で発表された「Coping with Chaos: How Disordered Contexts Promote Stereotyping and Discrimination」を含む30本以上の論文で見つかったという。Stapel氏はオランダのBrabants Dagblad紙でデータねつ造に関して「科学者として道を踏み外してしまった」などとする謝罪文を発表している。
論文は採用前の査読により誤ったデータが排除されるが、これも絶対ではない。今回の件は、学術誌に掲載される論文の信頼性を揺るがす結果となった(Science Expressの記事)。
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