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日本IBMがジャパネットたかたの統合ストレージ基盤を刷新
日本IBMは、ジャパネットたかたのITシステムにおいて、基幹システムおよび情報系システムの統合ストレージ基盤を刷新し、2011年8月に稼働開始した。
電化製品や健康機器、寝具やスポーツ用品などの通信販売事業を行うジャパネットたかたは、商品開発からテレビやラジオ、カタログ、チラシ、インターネットなどのメディアを通した販売、注文受付けから商品発送やアフターサービスまで一貫した自前主義体制をとることで、業務スピード、および、消費者への商品提供スピードの向上に努めている。自社にテレビスタジオを設立し、生放送でのテレビショッピングを開始した2001年から10年間で、売上高は3倍以上に伸び、会員数も増えるにつれて、ITシステムで処理するデータ量も年率15%の割合で増加してきた。
しかし一般的に、データ量が増加すると必要データへのアクセス速度が遅くなり業務スピードが低下するため、データ容量の増加だけでなく、データ・アクセス速度の高速化の両方に対応する必要がある。そこで、ジャパネットたかたは、基幹システムおよび情報系システムの統合ストレージ基盤を刷新することで、増加し続けるデータ容量への対応と業務スピードの向上を推進。ストレージ・システム基盤には、異機種混合ストレージ環境を一元管理することで今後のデータ増加にも簡単に対応でき、使用頻度に応じてデータを自動再配置することでデータへのアクセス速度を向上させる自動階層化機能を備えた「IBM(R) Storwize V7000」が採用された。
ジャパネットたかたでは、夜間に基幹データのバックアップを取っているが、差分のみを複製することでバックアップ時間を短くするStorwize V7000の「FlashCopy」機能により、従来は約180分かかっていたバックアップ時間が30分程度に短縮。これにより、バックアップ処理による業務への負荷が軽減され、業務効率が向上した。また、情報系システムにおいては、Storwize V7000に搭載した高速アクセス可能な半導体ドライブ(SSD)のみを活用することで、販売実績の集計処理では、約10倍のデータ・アクセス速度を達成。プロモーション分析業務や商品分析業務の効率が劇的に向上したという。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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