HP、ARMアーキテクチャーのサーバーを計画中

2011年10月30日 17:31

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 省電力サーバーへの需要が高まる中、HPがARMベースのサーバーの販売を計画していることが明らかになった(Bloombergの記事WSJ.comの記事SankeiBizの記事)。

Bloombergの取材に対して匿名の関係者2名が明らかにしたもので、HPは米テキサスのCalxeda(旧Smooth-Stone)と共同でチップを開発しているという。HP、Calxedaともに計画についてのコメントを避けているが、Wall Street Journalの取材を受けた関係者は、サーバーのプロトタイプと同時に詳細を発表するとの見方を示している。同関係者はCalxedaが年内にチップのサンプルを出荷し、2012年下半期に量産を開始すると予想している。CalxedaのチップはIntelのミドルレンジサーバー用プロセッサーと比較して消費電力が90%少なく、サイズも90%小さいとのこと。

電力効率のよい組み込み用CPUの技術を応用することで、発熱の少ないサーバーを構築できると期待できる。先日リリースされた Ubuntu 11.10 は、ARM向けのUbuntu Serverが用意されており、「機は熟しつつある」のかもしれない。

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