マツダ、東京モーターショーで新世代中型セダンのコンセプトモデル「雄」を初公開

2011年10月25日 15:21

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「マツダ雄(TAKERI)」コンセプト(画像提供:マツダ)

「マツダ雄(TAKERI)」コンセプト(画像提供:マツダ)[写真拡大]

  • 「マツダ雄(TAKERI)」コンセプト(画像提供:マツダ)
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 マツダは25日、今年の12月3日~11日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第42回東京モーターショー」において、マツダの新世代中型セダンを表現したコンセプトモデル『マツダ 雄(TAKERI)』を世界初公開すると発表した。

 今回のマツダの出品テーマは、「環境の先にある、走る歓びを~クルマを愛する人がいる限りマツダは進化し続ける」。技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」のもと、マツダは環境性能とダイナミックパフォーマンスを飛躍的に向上させる「SKYACTIV技術」を発表。今年6月に国内で発売した「マツダ デミオ」や、9月からグローバル市場に順次導入している「マツダ アクセラ」を通じて、一部技術を実用化している。

 今回世界初公開する『雄(TAKERI)』は、マツダの新デザインテーマ「魂動(こどう)」をベースに、「誰もが直感できるセダンらしさ」と「エモーショナルで突き抜けた魅力」を、高いレベルで両立させることを追求した。

 技術的には、高効率かつパワフルな新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載するなど、SKYACTIV技術を全面的に採用することにより、力強く気持ちのよい走りとともに、軽量化や空力改善技術等の採用により優れた快適性・乗り心地を実現する。

 また、これらSKYACTIV技術に加えて、アイドリングストップ機構「i-stop(アイストップ)」を採用するとともに、マツダ初となる「減速エネルギー回生システム」を搭載。減速時に放出されるエネルギーを効率的に回生してキャパシターに蓄電し、電装品等の電力として使用することが可能であり、従来発電に要したエンジンによる燃料消費を抑制する。これら電気デバイスの効果もあり、『雄(TAKERI)』は優れた燃費性能を実現する。

 「減速エネルギー回生技術」は、マツダの「ビルディングブロック戦略」のステップ2となる電気デバイス技術。「ビルディングブロック戦略」は、エンジンやボディといった既存技術を改良した上で、電気デバイスを段階的に導入していくもので、ステップ1がアイドリングストップ機構「i-stop」、ステップ2が減速エネルギー回生技術、ステップ3がモーター駆動技術(ハイブリッド車など)としている。

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