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【銘柄診断】楽天は上値の抵抗感が強まる、今後は海外事業の収益寄与が焦点に
楽天 <4755> は年初来ほぼ一貫した上げを続け、9月27日に9万4800円の高値を示現した。今は利食い売りを消化する局面を迎えているが、やや上値の抵抗感が強まっているだけに、そこを突破するにはかなりのエネルギーが必要になりそう。
今2011年12月期中間決算は営業利益が292億1100万円と前年同期比3.4%増にとどまった。楽天市場を主体とするネットサービスは東日本大震災以降の回復が早く増収だが、クレジットカード事業の再構築に関連した引当金を販管費に繰り入れた影響で小幅増益にとどまったもの。カード事業の再編が終わるなど、身軽になってきたことを受けて同社は、海外展開を積極化し始めている。ただ、現時点で、海外事業は特段の利益貢献をしていない。収益寄与はまだ先のことになりそう。
会社は通期見通しを公表していないがアナリスト筋は今12月期の営業利益は870億円(前期637億円)と5期連続の最高益を見込んでいる。ただ、カード事業再構築に伴う特別損失で今12月期の純利益は赤字の公算もある。来12月期の動向にまで目が向けられるかどうかがポイントになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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