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【銘柄診断】グリーは国内市場に飽和感、株価の早期復元がないと調整長期化も
グリー <3632> は9月8日の高値2692円からの調整場面。前2011年6月期は営業利益311億円を達成した。広告会社買収に伴い前期第3四半期から連結決算を導入したため前期との比較はないが、実質59%の増益と推定される。そして今2012年6月期の営業利益は400~500億円の大幅連続増益見通しが明らかにされ、業績はすばらしく好調。
今のところ会員の一人当たり月間売上げであるARPUが順調に増加しているが、その一方で会員の月間純増数は低減傾向が続いている。国内市場の飽和感を受けて会社側は、世界規模で急速に普及するスマートフォン向けサービスを軸に、海外進出を加速。海外のゲーム配信会社などの買収や提携を通じて仕様を共通化し、会員基盤を拡大している。
現地法人の設立計画も相次いでおり、今後、海外市場を開拓するととともに、現地でのソフト開発体制の強化も狙っている。
ただ、海外では既に大手・先行企業によるコンテンツ配信サービスがあり、同社が収益を確保するには時間がかかりそう。国内市場の伸び一巡から来2013年3月期は収益の伸び率ダウンも想定されるところ。株価も早期の切り返しがないと調整が長期化の可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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