【銘柄診断】島精機は今期減額懸念の織り込みを終える、リバウンド相場入りも

2011年10月17日 15:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  島精機 <6222> の下げが強烈だ。5月9日の年初来高値2340円以後、一気に人気が落ち込み、直近では10月5日に1295円の年初来安値にまで売り込まれている。

  5月高値時は中国向けの編み機好調を背景に、今2012年3月期の営業利益80億円(前3月期59億700万円)という、大幅続伸予想が好感されていた。そして、その後の株価下落も中国向け編み機の受注ダウンによる業績悪化懸念で、まさに中国に振り回される展開になっている。

  アナリスト筋は今3月期の営業利益は51億円ほどに止まるとの見方を強めているが、株価は想定される業績減額は織り込んだと思われる。

  正式発表へ向けてなお波乱場面もありそうだが、株価的には下値に届いたニュアンスが強くなってきている。テクニカル的にはこの先悪材料出尽くしによるリバウンド相場もありそう。

  人件費削減が重要課題となっている中国繊維業界では編み機の潜在的な需要は大きく、そうした成長性はそれなりの評価対象になると思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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