BMW、環境性能の高い新世代エンジンを採用した「BMW 5シリーズ」を発売

2011年10月17日 12:38

印刷

環境性能の高い新世代エンジンを採用した「BMW5シリーズ」(画像提供:BMW)

環境性能の高い新世代エンジンを採用した「BMW5シリーズ」(画像提供:BMW)[写真拡大]

 BMWは17日、優れた環境性能と美しいデザイン、比類なき高いパフォーマンス性能を実現した「BMW 5シリーズ」セダンおよびツーリングの、燃費をさらに改善した「BMW 523i」セダンおよびツーリング、ならびに「BMW 535i」セダンおよびツーリングを、全国のBMW正規ディーラーで、同日から販売を開始すると発表した。納車は、2011年10月下旬からの予定。

 「BMW 5シリーズ」は、スポーティかつ揺るぎないエレガントなスタイリング、BMWならではの高い走行性能を持ちながら、効率とダイナミズムを高い次元で両立する「BMW EfficientDynamics(エフィシエントダイナミクス)」の設計思想に基づく数々の革新テクノロジーを採用、さらなるドライビングの歓びと環境性能を実現している。

 「BMW 523i」は、すでにエコカー減税対象車として認定を受け、また、平成27年度燃費基準も前倒しで達成していたが、今回、ダイナミズムはそのままに、さらに効率を高めるため、新世代エンジンとなる「2.0リッター直列4気筒BMW ツインパワー・ターボ・エンジン」を搭載し、スポーティなパワー・フィールを驚くほどの低燃費と低排出ガスで実現している。

 同新世代エンジンは、ツインスクロール・ターボ・チャージャー、高圧の燃料を燃焼室内に直接噴射する高精度ダイレクト・インジェクション、吸気と排気のバルブ・タイミングを最適に調整するダブルVANOS、そして、インテーク・バルブのリフト量を無段階に可変制御するバルブトロニックを組み合わせたBMW ツインパワー・ターボ・テクノロジーの採用により、最高出力135kW(184ps)/5,000-6,250rpmおよび最大トルク270Nm/1,250-4,500rpmを発生し、低回転から広い回転域で最大トルクを発生させる事が可能。燃料消費量と排出ガスを低減させながら駆けぬける歓びを高める「BMW EfficientDynamics」の設計思想に従って開発されている。

 さらに、「BMW 523i」と「BMW 535i」に、停車中の無駄な燃料消費を抑制するエンジン・オート/スタート・ストップ機能と、効率の良い走行をアシストするECO PRO(エコ・プロ)モードを、追加した。

 ECO PRO(エコ・プロ)モードは、エンジン・レスポンスやシフト・タイミングの最適化に加え、エア・コンディショナーやシート・ヒーター等の作動を効率的に制御することで、燃費の良い走行スタイルをサポートし、また、燃費の良い走行をするためのヒントや、効率を向上させた結果による航続距離の延長についての情報をコントロール・ディスプレイやメーター・パネル内に表示し、ドライビングを楽しみながら燃費を向上させることを可能にしている。

 これら数々の環境対応技術の採用により、「BMW 523i」と「BMW 535i」は、「平成22年度燃費基準+25%」および「平成17年排ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成し、エコカー減税対象モデルと認定されている。これにより、自動車取得税および重量税が約75%減税、かつ、自動車グリーン税制に伴う登録翌年度の自動車税が約50%減税となる。さらに、平成27年度燃費基準も15%以上もオーバーして達成し、セグメントをリードする環境性能を実現した。

関連記事