【銘柄診断】プレナスは足元の業績は厳しいが、利回り買い流入で値固め相場へ

2011年10月11日 09:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  プレナス <9945> は9月26日に1190円と3月15日の年初来安値1050円以来の水準にまで売り込まれるなど低調相場が続いている。

  東日本大震災後の消費自粛ムードの広がりにより、主力の「ほっともっと」の既存店売上高がダウン。ただ、コスト抑制策の効果で今2012年2月期第1四半期は営業利益が11億8200万円と前年同期比1.9%増の強含みとなった。

  今2月期通期については震災の影響が一巡することで営業利益65億円(前期57億4900万円)の期初計画を据え置いた。ただ第1四半期のスタート状況を見ると、目標が未達となる懸念もありそう。

  中勢波動を見ると2006年4月の4350円をピークとする調整局面の途上。大量出店による利益急上昇という成長パターンの織り込みは既に終了しているものと思われる。従って、株価的には利回り狙いの動きとならざるを得ない。現在は利回り4.1%の水準にあり、利回り買い流入も想定され、ここからさらに下がるということはなく、値固め場面に移行しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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