【銘柄診断】幸楽苑は売上げは回復傾向だが、投資指標は割高で調整含みの展開

2011年10月10日 11:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

幸楽苑<7554>(東1)9月16日に1185円と震災後の高値を示現した。外食機会が減少する厳しい経営環境が続いている。

幸楽苑<7554>(東1)9月16日に1185円と震災後の高値を示現した。外食機会が減少する厳しい経営環境が続いている。[写真拡大]

  幸楽苑 <7554> 9月16日に1185円と震災後の高値を示現した。外食機会が減少する厳しい経営環境が続いている。

  そのためラーメン事業の売上げが低迷し、今2012年3月期の第一四半期決算は営業利益が2億5400万円(前年同期3億6100万円)と大幅減益を余儀なくされた。76月28日の決算発表後、一時的に売り込まれる場面もあったが、その後の盛り返しの動きをみると、足元の停滞は株価には織り込まれたものと推定される。

  月次売上げは5月の前年同月比9.8%減少から、9月は4.7%減まで縮小、次第に売上げが回復しつつある状況で、ここらあたりの数字が今3月期後半の業績好転への期待感を刺激しているようだ。

  9月の高値はそうした点が手掛かりになったものと思われる。それでも今3月期は2期連続の減益が免れない。株価指標面でも特に割安な数値も見当たらない。株価は基本的に調整含みで推移することになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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