【銘柄診断】ハイデイ日高は1200円台前後で適正株価を模索

2011年10月10日 11:51

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

埼玉県に本社を置く直営ラーメン店チェーンのハイデイ日高<7611>(東1)の株価は、年初来高値1435円から東日本大震災発生で同安値930円まで売られ、下げ過ぎ訂正で半値戻し水準の1200円までリバウンド、中段固めを続けてきた。

埼玉県に本社を置く直営ラーメン店チェーンのハイデイ日高<7611>(東1)の株価は、年初来高値1435円から東日本大震災発生で同安値930円まで売られ、下げ過ぎ訂正で半値戻し水準の1200円までリバウンド、中段固めを続けてきた。[写真拡大]

  埼玉県に本社を置く直営ラーメン店チェーンのハイデイ日高 <7611> の株価は、日経平均の下げに呼応するような足取りで、7月下旬の1295円から8月9日には1104円まで下落。ただ、その後は1200円前後まで戻って横ばい相場となり、1200円台前後で利益確定売りとPER8倍台の割安修正買いが綱引きするなか適正株価を模索している。

  同社は9月30日大引け後に、今2月期第2四半期(2Q)累計決算を発表、前年同期比6%増収、4%経常減益、17%純益減益となったが、利益は7月予想値を各1億3300万円、8300万円上ぶれた。

  駅前繁華街の一等地へ18店舗を新規出店(退店1店舗)するとともに、新メニューの積極投入で既存店舗を活性化、東日本大震災による自粛ムードで3~5月まで苦戦したが、6月以降に既存店売上高が前年同月比レベルを回復したことが要因で、ただ利益水準そのものは、積極出店策で新店舗のイニシャルコストなどが増加し、さらに資産除去債務損失関連の特別損失2億6700万円を計上して減益転換した。

  2月通期業績は7月予想値に変更はなく、純利益は15億8000万円(同0.2%増)と小幅ながら連続の過去最高更新を予想している。

  4日に発表した平成24年2月期9月度売上高速報では既存店の売上高が105.2%とテレビ番組にとりあげられたことなどから好調だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【銘柄診断】しまむらはPER12倍台の割安修正で再発進へ(2011/10/10)
【銘柄診断】エービーシー・マートは割安修正で高値奪回を目指す(2011/10/10)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事