【銘柄診断】しまむらはＰＥＲ１２倍台の割安修正で再発進へ

　　衣料専門チェーン、しまむら <8227> の株価は、大震災後の順調な業績や月次売上高を手掛かりに１０月４日に年初来高値８４００円まで買い進まれ、８０００円台固めの高値調整を続けている。売り方の買い戻しもフォローしてＰＥＲ１２倍台の割安修正に再発進しよう。

　　同社は２９日大引け後に、今２月期第２四半期（２Ｑ）累計決算とともに、２月通期業績の上方修正を発表、２月期業績は、期初予想より売り上げを４０億円、経常利益を１９億円、純利益を２１億円それぞれ引き上げ、経常利益は４２５億円（前期比３％増）、純利益は２３６億円（同０．４％増）と増益転換し、純利益は、前期の過去最高を更新する。

　　２Ｑ業績が、主力のしまむら事業での２０店舗の新規出店と、プライベート・ブランド商品の９．７％増、売上構成比の４２．０％への拡大などで期初予想を上ぶれて着地し、東日本大震災の被災地店舗の営業休止や消費自粛、商品・固定資産の被害、撤去費用や現状回復費用などが期初予想より軽微にとどまったことなどが要因となっている。

　　野村證券は１０月３日付で目標株価を９０００円から９６００円へ引き上げている。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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