トヨタ、インドから初の完成車輸出 インド製エティオスを南アフリカへ

2011年10月7日 10:49

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トヨタ自動車のインド向けハッチバック車「エティオス リーバ(Etios Liva)」(画像:財経新聞社)

トヨタ自動車のインド向けハッチバック車「エティオス リーバ(Etios Liva)」(画像:財経新聞社)[写真拡大]

 トヨタ自動車は6日、同社のインドにおけるトヨタ車の製造・販売子会社である「トヨタ・キルロスカ・モーター(Toyota Kirloskar Motor Pvt. Ltd. 以下、TKM)」が、2012年3月から、南アフリカに向けて、エティオスシリーズ(セダン及びハッチバック)の輸出を開始すると発表した。

 TKMでは、1999年の車両生産開始以降、インド国内向けに生産しており、今回のエティオスシリーズの輸出が、トヨタとして、インドでの初の完成車輸出となる。

 トヨタは、今年3月に、『トヨタグローバルビジョン』において、新興国を重点分野の一つとして位置付け、新興国での販売を伸ばしていくことを表明。インドの自動車市場の拡大に伴い、TKM生産能力を現在の16万台/年から、2013年には31万台/年まで拡大することも決定している。トヨタは、今回の完成車輸出を機に、インド国内向けのみならず、インドを完成車及びトランスミッションの生産供給拠点として発展させていく方針。

 インドから南アフリカに輸出されるモデルは、インドで既に販売されているエティオスシリーズのプラットフォームをベースに、南アフリカの顧客の嗜好や、ライフスタイル、気候、路面状態等、使用状況にあわせて開発・生産する予定。
 

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