【銘柄診断】象印は3Q好決算を見直し割安修正で高値奪回を目指そう

2011年10月5日 17:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  象印マホービン <7965> は5日、4円安の260円と4日続落した。9月29日大引け後に発表した今11月期第3四半期(3Q)業績は、前年同期比2%増収、2.1倍経常増益、2.0倍純益増益となり、今年6月に上方修正された11月通期業績対比の利益進捗率は、89~91%と目安の75%を大きく超えた。

  調理家電製品で、国内は省エネタイプのVE電気まほうびんが前年同期を上回り、海外では炊飯ジャーが好調に推移、リビング製品でもステンレスマグが新製品効果で売り上げを伸ばし、円高による海外生産品の原価低減効果や高付加価値商品拡大による売上総利益率向上、販管費削減も加わり好決算につながった。

  11月通期業績は6月の上方修正値を据え置き、純利益は、18億5000万円(前期比61%増)と大幅続伸を見込んでいる。

  株価は、6月に続いた今期業績の上方修正と増配で年初来高値310円まで4割高し、3分の1押し水準でもみ合っている。再度、PER9倍台、PBR0.4倍の割安修正で高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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