【銘柄診断】ルーデン・ホールディングスは先行き見通し難、調整相場が続へ

2011年10月4日 17:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ルーデン・ホールディングス <1400> は2月24日に9470円への急騰を演じ、その後は調整局面を迎えている。9月27日に年初来安値4810円をつけている。

  今2011年12月期の営業利益が1億1900万円(前期4900万円の損失)と4期ぶりの黒字転換見通しが明らかになったことが2月高値の背景。ところが今12月期6月中間決算において営業利益が4900万円の損失(前年同期は2100万円の損失)と悪化。しかも今12月期業績について営業利益が当初の1億1900万円から9400万円へ下方修正され、同社を取り巻く環境が厳しさを増していることが確認され、改めて失望売りが株価の下げを誘導している。

  同社の業績を読む上でのポイントになる新築マンション市場、特に首都圏マンション市場は今12月期当初は、比較的順調な推移となっていたが、東日本大震災の影響により年間供給戸数の予想が下方修正されるなど不透明な状況となってきたことが減額の要因。

  今12月期は4期ぶりの黒字転換ではあるが、まだ赤字体質脱却へのはっきりとした道筋が見えない。低迷相場脱出への手掛かり材料難が見えないだけに調整色の強い足取りが続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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