【銘柄診断】OKIは想定上回る業績回復へ、3段下げ完了し底入れ感強い

2011年10月4日 16:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  OKI <6703> は9月26日の安値64円をボトムに出直りの兆しを見せ始めている。7月19日を高値とする調整もきれいな3段下げを完了、底入れ感を強めていたところに今3月期9月中間決算の業績好転見通しが伝わり、出直り波動入りのきっかけになった。

  中国でATMの販売が伸び、人員抑制など固定費削減の効果も出るため今9月中間決算の営業利益は5億-10億円の黒字(前年同期は57億3400万円の赤字)になりそう。中間決算としては7年ぶりの営業黒字になる。また、大量の紙幣を自動で束ねる現金処理機を12月から中国市場で販売する見通しで、中国市場での収益拡大期待が強まっている。

  9月中間決算の好転から今3月期通期の増額修正の可能性が強く、アナリスト筋は来2013年3月期の業績は一段と好転するとの見方を強めている。今3月期の1株利益は会社側見通しでも10円強に達するだけに、利益もそれなりの水準に戻ってきた。今3月期の増額修正期待をベースに、戻り波動の継続が有力視される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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