シャープのスマホ「AQUOS PHONE」、仏携帯キャリアで採用：欧州市場向けに展開

　シャープは29日、フランスの通信事業者フランステレコム（France Telecom-Orange）向けにスマートフォン「AQUOS PHONE」を製品化し、納入を開始すると発表した。国内と中国に続く第3弾の市場展開となる。

　今回フランステレコムに納入するのは、NTTドコモ向けに製品化した「ドコモ スマートフォン AQUOS PHONE SH-12C」をベースに、仕様をカスタマイズしたもの。10月6日に発売する。

　NTTドコモによると、同社が提携関係にあるフランステレコムに導入を提案し、採用に至ったという。

　AV機器連携機能と高画質エンジンが特長で、液晶テレビAQUOSとHDMIすることで、動画やゲーム、ネット上のHD動画などのコンテンツを大画面で楽しむことができる。また、3D対応液晶とツインカメラを搭載しており、3D映像の視聴と撮影が行える。フランステレコムが提供する動画ストリーミングなどのネットワークサービスにも対応する。

　シャープの大畠昌巳執行役員通信システム事業本部長は声明で「3Dディスプレイと3Dカメラによるオンリーワン技術で新しい利用価値を提供する商品として、欧州に導入を図っていく」とコメントしている。

　同社は、今回の欧州市場向けの展開に続き、各国市場向けにも積極的に展開を図っていくとしている。