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【銘柄診断】東邦チタニウムは業績下方修正で赤字再転落も悪材料出尽くし感
東邦チタニウム <5727> は29日、88円安の1242円まで下げたが、終値は30円高の1360円と3日続伸した。28日大引け後に6月1日に開示した今3月期第2四半期累計・通期業績の下方修正を発表、純利益が赤字に再転落することを嫌ってリスク回避売りが再燃したが悪材料出尽くし感から訂正買いとなった。
業績修正のうち3月通期業績は、売り上げを6月予想値の据え置きとしたが、経常利益、純利益をそれぞれ13億円引き下げ、経常利益は10億円の赤字(前期は53億7700万円の赤字)、純利益は5億円の赤字(同55億500万円の赤字)と悪化する。
金属チタン需要の増加に伴いスポンジチタン、チタンインゴットとも6月時予想より増販になるものの、円高の影響に加え原料鉱石代や電力単価の上昇が重荷になって下方修正、赤字再転落となった。同社業績は、前期も円高と販売価格の低下のダブルパンチで下方修正が続き赤字幅を悪化させた。
株価は、前期業績発表で悪材料出尽くし感を強めて底上げ、6月の今期予想業績開示、黒字転換予想では2535円の戻り高値をつけたのも束の間、7月開示の第1四半期の赤字決算を嫌い右肩下がりの再調整をした。下値再確認が長引きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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