シャープ、フルハイビジョン信号の4倍の解像度をもつ「ICC 4K 液晶テレビ」の共同開発を開始

2011年9月29日 12:15

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フルハイビジョン信号の4倍の解像度をもつ「ICC 4K 液晶テレビ」のイメージ図(画像提供:シャープ)

フルハイビジョン信号の4倍の解像度をもつ「ICC 4K 液晶テレビ」のイメージ図(画像提供:シャープ)[写真拡大]

 I3(アイキューブド)研究所(以下、I3研究所)とシャープは29日、フルハイビジョン信号の4倍の高精細な解像度(3,840×2,160画素)をもつ、次世代の「ICC 4K 液晶テレビ」を試作、実用化に向け共同開発を推進すると発表した。

 「ICC 4K 液晶テレビ」では、I3研究所の光のクリエーション技術であるICCと、シャープがAQUOSで培った大画面・高精細液晶技術を統合する。単なる映像信号処理の高画質化だけでなく、パネル制御技術を組合せることで、人間が自然の景色や被写体を光の刺激として脳で理解する「認知」の過程を、映像による光の刺激として再現。遠近感のある風景や人物の立体感、質感などを自然界に近い状態で画面上に表示し、新たな映像体験を視聴者に提供する。

 ICCは、電気信号の再現では無く、液晶パネル性能を最大限に引き出すことで、カメラに入ってくる光情報を再現し、空間を創造する技術。これにより、実際にその場にいるような体験が得られるという。

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