【銘柄診断】キッコーマンは北米、欧州など海外がそろって好調、成長性評価へ

2011年9月28日 19:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

キッコーマン<2801>(東1)は8月9日にダメ押しを余儀なくされたが、その後は順調な戻り相場を見せている。未定としていた今2012年3月期9月中間決算について営業利益93億円(前年同期102億9000万円)の小幅減益見通しが明らかになった。

キッコーマン<2801>(東1)は8月9日にダメ押しを余儀なくされたが、その後は順調な戻り相場を見せている。未定としていた今2012年3月期9月中間決算について営業利益93億円(前年同期102億9000万円)の小幅減益見通しが明らかになった。[写真拡大]

  キッコーマン <2801> は8月9日にダメ押しを余儀なくされたが、その後は順調な戻り相場を見せている。未定としていた今2012年3月期9月中間決算について営業利益93億円(前年同期102億9000万円)の小幅減益見通しが明らかになった。しょうゆ市場の縮小や計画停電による要冷蔵の豆乳への需要減、一部低採算な飲料製品の絞込みなどが響いたもの。

  一方、海外は好調が続いている。北米、欧州、亜豪州すべてで増収となり、原材料コストの上昇や販管費の増加を吸収した。今3月期第1四半期決算では全体の営業利益51億9500万円に対し、海外は32億円と稼ぎ全体の61%を占めるほどに成長してきた。国内の成熟化に対応した海外展開積極化による成長戦略が着実に実りつつある。

  今3月期通期では営業利益195億円と前期比1.5%増の小幅増益を見込んでいる。また、2015年3月期に営業利益260億円の確保を目指しており、海外展開を原動力とする成長性への評価の高まりが株価出直りを促している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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