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【銘柄診断】三晃金属工業は続伸、手掛かり材料の浮上が欲しい局面
三晃金属工業 <1972> は28日、17円高の263円まで上げて続伸している。6月高値454円からの調整局面にあるが、一段下げ時の安値8月9日の239円をここへきて下回り昨日(26日)はザラバで232円をつけた。今度の推移いかんでは2段下げへの切り替りが懸念される厳しい状況となっている。
東日本大地震による原発事故を受け、原発建設の後退、新エネルギーの需要増加の図式から太陽電池関連株として市場の買い人気が集まった経緯がある。しかし今2012年3月期第1四半期の業績が営業損失4億6700万円(前年同期6億4800万円の損失)と低調だったことで失望売りが広がっている。
ただ、当期のソーラー部門の受注高は2億6900万円と前年同期比38.5%の大幅な伸びを記録した。受注残高も6億2000万円と前年同期比13.5%増を確保している。ソーラー部門の受注額全体に占める比率は5.4%とまだ低い。そこらあたりを弱めに見るとどうしても売りが先行してしまう。
今3月期は経常利益2億6500万円(前期1億2200万円)が見込まれているが、ここらあたりまでは織り込みを終えている。今3月期後半の業績の上方修正など、目立った手掛かり材料が欲しいところだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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