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ソニー、米国の診断機器開発ベンチャーMicronics社を買収
ソニーは28日、ソニーの100%子会社である米国法人ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ(以下、SCA)を通して、疾病検査、治療モニタリング、血液検査のためのPoint of Care機器の開発や第三者向け開発受託事業を行う米国ベンチャー企業、「Micronics社(Micronics, Inc. 本社:米ワシントン州レッドモンド市)」を買収したと発表した。同社は、Micronics社の買収により、ソニーにおける研究開発とPoint of Care診断機器の開発と事業化を加速していく。
Point of Care診断とは、患者の検体を専門の外部試験施設に送らずに、診療所や救急センター、病院内のベッドサイドなど患者の近くで検査結果を出し、迅速で正確な診断を可能とすることを言う。
Micronics社は、1996年の創業以来、同社が強みとするmicrofluidics(マイクロ流路)技術を用い、米国内外の研究機関や医療機関との協業を通じ、遺伝子検査領域で数々の成果を上げてきた。近年同社が注力している感染症を対象とするPoint of Care遺伝子検査機器の開発にはこれらの経験が活かされている。
Micronics社は、SCAの全額出資子会社として、ソニーのライフサイエンス領域の研究開発部隊を始めとする関連部門と共同で、先端技術や新製品の開発を進める。また、同社プレジデントのKaren Hedine氏を始めとするマネジメントチームは、引き続きレッドモンド市で同社の経営にあたる。
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