【銘柄診断】アールテック・ウエノは値固めを進めながら新薬の材料浮上を待つ

2011年9月28日 12:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■材料浮上を待つパターンを想定

  アールテック・ウエノ <4573> は28日、1900円高の8万1800円と続急伸している。このところの株価は底値ソーンでのもみ合いを続けていた。この間、8月12日には今2012年3月期第1四半期が営業利益2億6400万円と前年同期比1.5%増を達成。今3月期通期の営業利益も11億4600万円と前期比14.7%増を見込む好業績予想が明らかになったが、株価はほとんど反応していなかった。

  主力製品の緑内障・高眼圧症治療薬「レスキュラ」は緑内障の早期発見を目指して眼科医を対象に勉強会を積極的に開催するなど、積極的な販売促進活動を行い、売上げも伸ばしている。ただ、現在の業績を大きく押し上げるまでには至らず、割安なのだが今ひとつ買い人気が盛り上がらない要因となっている。

  男性型脱毛症、網膜色素編成治療薬などの研究が進展、国内外の有望な製薬企業へのライセンスの譲渡を視野に交渉を進めており、材料具体化の際には見直し人気が急速に高まるものと思われる。配当利回りは3.8%と高く、もみ合いを継続しながら材料浮上を待つパターンが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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