【銘柄診断】蝶理は全般安に連れ安だが業績は好転が顕著、出直り場を探る

2011年9月27日 18:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  蝶理 <8014> は8月以降もみ合いの水準を一段下げた水準での展開となっている。

  化学品が中国向けに好調なほか、機械が中南米向けに伸び、繊維も利益率の改善が顕著と、ほぼ全セグメントで増益を計上。今2012年3月期第1四半期は営業利益が13億5400万円と前年同期比33.3%増を確保した。

  つれて、未定とされていた今3月期見通しについて9月中間決算は営業利益29億円(前年同期比15.4%増)、通期は同58億円(前期比12%増)の予想が明らかになり、業績好調が確認されている。従って、8月以降の下げは全体相場の下げに巻き込まれただけと言えそう。

  今3月期の配当についても年2円が公表されている。今3月期の1株利益は14円に対し、80円台の株価はいかにも割安感が強い。直近の信用買い残は363万株と4月28日申し込み現在の516万株から30%減少、上値の圧迫感が薄れてきている。全体相場が戻ればそれを上回る上昇率を達成できそうな状況だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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