富士フイルム、ウクライナに現地法人を設立 デジカメ事業の拡大目指す

2011年9月27日 13:56

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 富士フイルムは27日、東欧地域の中でも多くの人口を擁し、経済成長著しいウクライナにおけるデジタルカメラ事業拡大を加速させるため、同国に現地法人「FUJIFILM UKRAINE LLC」を設立し、10月1日から営業を開始すると発表した。

 ウクライナは、東欧地域の中でも人口約4600万人と規模が大きく、今後の経済成長が見込まれている。同社は、2010年にウクライナの首都キエフにデジタルカメラ事業を展開するための事務所を設置し、FUJIFILMブランドの拡大や製品マーケティング活動を進めてきた。ウクライナのデジタルカメラ市場は、急速に伸長しており、今後も年率20%を超える成長が期待されることから、今回、同地に現地法人を設立する。

 現地法人の設立により、デジタルカメラ市場に密着したマーケティング機能強化および商品のデリバリーリードタイム大幅短縮を図るなど、顧客ニーズに対応できる体制を整え、デジタルカメラ事業の販売戦略をダイレクトにかつ迅速に展開する。

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