日産と三菱自動車、国内OEM事業の拡大で合意 「フーガ」などを相互供給

2011年9月22日 15:54

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 日産自動車と三菱自動車工業は22日、日本におけるOEM相互供給の拡大について合意したと発表した。

 合意内容は、「日産自動車から三菱自動車に対し、上級セダン『フーガ』の供給を2012年夏より開始すること」と「三菱自動車から日産自動車に対する軽商用電気自動車『MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)』の2012年度中の供給実現に向け、検討を開始すること」の2点。

 両社は、2010年12月に事業協力関係の拡大について合意したが、これらのOEMプロジェクトは、その一環として協議を重ねてきたもの。今回の合意は、既に供給契約を締結済のミニバン「NV200バネット」の日産自動車から三菱自動車への供給(2011年10月より供給予定)につづくもので、2011年6月の日本市場における軽自動車事業に関わる合弁会社「株式会社NMKV」の設立とともに、両社の日本国内の事業競争力強化につながるものとなる。

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