【銘柄診断】レナウンは中国での展開が本格化へ、連日逆日歩発生で需給も好転

　　レナウン <3606> は震災以後の低迷相場を抜け出し、一気の浮上に向かってきた。ここへきての上離れは同社の筆頭株主である中国の繊維・アパレル大手山東如意に対し、伊藤忠商事 <8001> が３割を出資することが明らかになったことが手掛かり材料。

　　伊藤忠商事は羊毛などの取引を拡大するほか、高級服飾ブランドの中国販売などで山東如意と協力。今後はレナウンとも繊維原料の供給や中国での出店などで協業する可能性もあると伝わり、先行きの業績好転への期待が高まっている。

　　また、山東如意とはレナウンのブランド「シンプルライフ」「マーノ・ガーメント・コンプレックス」を中国国内で販売するための合弁会社を設立。中国での展開が本格的に動き出そうとしている。

　　株価急動意をきっかけに売り残が急増し、このところ連日逆日歩が発生するなど需給の好転も市場筋の参加を促す材料となっている。全体焦点ボケのなか、個別材料株人気が高まりつつあり、もう一段の人気化を狙う足取りだ。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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