お掃除ロボット「ルンバ」：より賢くなった新シリーズ

　セールス・オンデマンドは14日、「ロボット掃除機アイロボットルンバ 700 シリーズ」を10月7日に発売すると発表した。人工知能や周辺機能の強化で、清掃性能や使い勝手が改善されているという。参考価格は6万4,800円から。

　同社によると、今回の新製品では日本のユーザー細やかなニーズと日本の多様な住環境に対応するため、開発元であるアイロボット社の最新テクノロジーを盛り込んだ。

　「ルンバ」の頭脳である「人工知能 AWARE（アウェア）」を最新バージョンに更新したほか、AWAREの通信をスムーズな動作に導くためのテクノロジー「高速応答プロセスiAdapt（アイ・アダプト）」を搭載。iAdaptでは、毎秒60回以上も状況を判断しながら、部屋の形状、広さ、汚れ具合、家具、段差などの障害物といった使用環境に即して、40以上の行動パターンから最適な動作を選択する。複雑で障害物の多い実際の生活空間でも、同じところを角度を変えて平均4回清掃するため、一方向からだけでは取りきれなかったゴミも確実に除去するという。

　また、「かきこみながら、吸いとる」という新しい吸引システム「エアロバキュ」を搭載。高速回転するデュアルパワーブラシでかきこんだゴミをパワフルにダイレクト吸引し、微細なチリ・ホコリやダニの除去効率を高めた。ダスト容器の実効容量も増量し、手入れもしやすくなっている。

　その他、バッテリーの寿命を従来品から1.5倍に向上させたり、障害物との衝突を和らげるソフトタッチバンパーの素材をよりソフトにするなどの機能も改善した。

　ルンバ700シリーズとして3モデルが用意されており、同社公式オンラインショップでの販売予定価格は、最安の「ルンバ760」が64,800円、中位機種の「ルンバ770」は69,800円、最上位機種の「ルンバ780」は7万9,800円となっている。