【銘柄診断】ディップは続伸、低迷離脱へ向けては手掛かり材料難の様相が強い

2011年9月14日 12:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ディップ <2379> は14日、1280円高の1万9780円まで上げて続伸している。このところの株価は8月9日につけた年初来安値1万7100円圏での低調な展開を続けていた。

  同社はインターネットの求職情報サイトを運営。アルバイト希望者と求人企業を結ぶ「バイトルドットコム」、人材エージェントの扱う派遣の求人情報と求職者をマッチングさせる「はたらこねっと」、求人・転職情報サイト「ジョブエンジン」などの運営を手掛けている。

  求人広告市場が紙媒体からネット媒体への掲載シフトが進んでいる好環境を背景に今2012年2月期第1四半期の売上げは25億7700万円と前年同期比23%増を達成した。ただ、広告宣伝費及び代理店・地方提携会社の売上拡大に伴う代理店手数料・販売促進費等の増加により営業利益は3400万円と前年同期比30%減に見舞われた。8月中間決算では7億円の営業損失と低迷が続く見通しにあるが、通期では営業利益6億円(前期2億1000万円)と後半のV字型回復を見込んでいる。

  足元の状況からすると、期後半の業績回復についてやや過大な感じもある。株価もそこら辺りを嫌気して売り物が先行する流れとなっている。低迷離脱へ向けては手掛かり材料難の様相が強い。なおもみ合い場面が続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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