キヤノン、スポーツ中継向けの95倍フィールドズームレンズ「DIGISUPER 95」:世界最広角を実現

2011年9月7日 14:34

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キヤノンの95倍フィールドズームレンズ「DIGISUPER 95」。広角端焦点距離が8.6mmと、フィールドズームレンズとしては同社調べで世界最広角を誇る(写真提供:キヤノン)

キヤノンの95倍フィールドズームレンズ「DIGISUPER 95」。広角端焦点距離が8.6mmと、フィールドズームレンズとしては同社調べで世界最広角を誇る(写真提供:キヤノン)[写真拡大]

 キヤノンは7日、HDTVに対応した放送機器の新製品として、スポーツ中継などの撮影に適した95倍フィールドズームレンズ「DIGISUPER 95」を2012年3月上旬から発売すると発表した。デジタルテレビ放送に伴うハイビジョン化でHDコンテンツ制作機材の需要拡大が見込まれることから、2000年に発売した「DIGISUPER 86 xs」の後継機種を投入する。

 同製品では、広角端焦点距離が8.6mmと、従来機種「DIGISUPER 86 xs」の9.3mmに比べ約8%の広角化を実現。フィールドズームレンズとして同社調べで世界最広角を誇る。望遠端焦点距離も800mmから820mmへと長焦点化し、ズーム比も従来機種の86倍から95倍へとアップするなど、広角化・高倍率化した。

 また、シフト式光学防振機構を搭載しており、一般的にブレやすいとされる望遠側でも、揺れの極めて少ない滑らかな映像が撮影できるという。

 価格は1,495万2,000円。

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