国策には逆らうな(強い買い材料)=犬丸正寛の相場格言

2011年9月7日 10:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

以前より、この言葉に対し、国家による相場操縦ではないかと影口を言う人もいます。しかし、政治・政策は特定の人だけの利益を目的としたものではなく、多くの国民のためになることが趣旨ですから、「国策」はマーケットにとって大切なことです。

以前より、この言葉に対し、国家による相場操縦ではないかと影口を言う人もいます。しかし、政治・政策は特定の人だけの利益を目的としたものではなく、多くの国民のためになることが趣旨ですから、「国策」はマーケットにとって大切なことです。[写真拡大]

■国策には逆らうな

  以前より、この言葉に対し、国家による相場操縦ではないかと影口を言う人もいます。しかし、政治・政策は特定の人だけの利益を目的としたものではなく、多くの国民のためになることが趣旨ですから、「国策」はマーケットにとって大切なことです。

  かつては所得倍増政策もありました。日本列島改造政策、住宅政策もありました。現在はCO2対策など環境対策、クリーンエネルギー対策などが国策となっています。そして、今なによりも野田新政権にとって最重要政策は、震災の復興や財政の建て直し、景気の底割れを食い止め、景気を浮揚させて失業者を減らし雇用の拡大をはかることです。そのために、ありとあらゆる手を打っていかなくてはなりません。先のことより今のことです。明確な政策が示された時は、逆らってはいけないという、昔からの教えです。

  企業に経営目標があるように、日本株式会社でもある国家には当然、政策があります。置かれている環境が厳しいときほど、その政策もまた強烈なものとなります。昔は、国の政策に便乗して懐を肥やした政治家もいたようですが、一般個人は国策を見極めて、その主役となる関連の産業、関連の銘柄に投資して、大いに投資成果を上げることです。「国策」ほど、はっきりした強い買い材料は他にはないのです。決して、国策には逆らってはいけないのです。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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