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宇宙基地用の小型原子力発電装置開発へ
記事提供元:スラド
capra 曰く、
月や火星などの基地の発電装置として小型原子力発電装置が検討されているそうだ (American Chemical Society のニュースリリース、本家 /. 記事より) 。
宇宙での原子力発電装置の使用については、アメリカ化学会 (ACS: American Chemical Society) の開催した第 242 回大会にて発表されたとのことで、実現への第一歩を踏み出したと言える。現在火星探査などでは太陽電池または燃料電池が採用されているが、発電量や安定供給を考慮すると原子力発電装置に軍配があがるという。宇宙での原子力発電装置の仕組みは所謂原子力発電所と基本的には同じだが、その発電量や原子炉の制御、また使われる素材などは全く異なるものになるという。原子炉の大きさは幅約 45 cm、高さ約 76 cm という小型サイズのものが想定され、冷却塔はいらないとのこと。例えば月の無人基地用であれば、およそ 8 世帯分の電力にあたる 40 kW 程度発電できるようなものになるという。
なお、2012 年には NASA と米エネルギー省が共同でデモ装置を開発する計画とのことだ。
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2011年09月01日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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