【銘柄診断】東証1部指定替えのトーセイは利益確定売りが交錯し反落

2011年9月1日 16:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  トーセイ <8923> は、1日に東証第2部から東証第1部に指定替えされ売買が開始され、31日の東証2部終値に対して580円安の2万2900円と反落した。8月25日の東証1部指定替え承認以来、新株式発行などの希薄化材料を伴わなかったことから、改めて株価指数連動型のファンドの買い増しなど需給好転思惑を高め、内需関連の割安株買いが続き4000円高したが、東証1部売買開始とともに利益確定売りが交錯した。

  ただ同社は、今11月期業績も好調に推移している。不動産流動化事業でオフィスビル、賃貸マンションを売却するとともに、Restyling案件のマンション分譲を進め、不動産ファンド事業でもRestylingのビジネススキームを活用した新ファンド組成でフィー収入を獲得していることなどが寄与しており、今年6月に今期業績を上方修正、通期純利益は6億8500万円(前期比62%増)と予想、7月に発表した第2四半期累計業績も上方修正値を上ぶれて着地した。PERは15倍台、PBRは0.4倍と割安で、需給好転の現実買いや内需関連株人気を高め上値評価を強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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