ブリヂストン、次世代パワー半導体用口径5インチ高品質SiCウエハの開発に成功

2011年8月29日 11:52

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 ブリヂストンは26日、次世代パワー半導体用途として、口径5インチの高品質SiCウエハ(基板)の開発に成功したと発表した。

 SiCウエハは、従来の基板材料であるシリコンウエハに比べ耐久性が高く、高温にも耐えうる優れた特性をもち、今後は、自動車やエネルギー分野など、幅広い活用が見込まれている。

 同社のSiCウエハは、独自の高純度粉体原料と、最終製品まで一貫したクリーン製造プロセス技術を特徴としているが、今回新たなシミュレーション技術と温度制御技術を採用することで、高品質と口径拡大の両立に成功した。

 「今回開発に成功した口径5インチのSiCウエハは、量産ウエハレベルの高い結晶品質を確保しており、次世代パワー半導体用途としての活用が期待出来るものと考えている」と同社はコメントしている。

 同社は、市場からのニーズがより高い口径6インチ品についての開発も行っており、「2012年下期の製品化を目指す」(同社)としている。

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