ベンツ、新型パーソナルクーペ「C 63 AMG クーペ」を発売

2011年8月25日 15:49

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メルセデス・ベンツの「新型C 63 AMG クーペ」(写真:メルセデス・ベンツ日本 提供)

メルセデス・ベンツの「新型C 63 AMG クーペ」(写真:メルセデス・ベンツ日本 提供) [写真拡大]

 メルセデス・ベンツ日本は25日、Cクラスの全く新しいラインアップとして加わった、パーソナルクーペの第1弾として、圧倒的なドライビングパフォーマンスの高性能スポーツクーペ「メルセデス・ベンツ 新型C 63AMG クーペ」を追加するとともに、内外装デザインを一新し、走行性能をさらに高める新型トランスミッションを搭載するなど、大幅な改良を施した新型「C 63 AMG (セダン・ステーションワゴン)」を、25日から、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ発売すると発表した。

 メルセデス・ベンツC 63 AMG クーペのエクステリアは、長いボンネット、大きく傾けたウインドウスクリーン、長く伸びたルーフ、そして細いC ピラーなど、スポーティでスタイリッシュなクーペフォルムに、AMG ならではの力強いダイナミックなデザイン要素を融合している。

 フロントは、センターを高光沢ブラックで塗装し、専用のLED デイタイムドライビングライトとサイドエアアウトレットを備えた新デザインのフロントエプロンや、ラジエターグリル、パワードームを備えたアルミニウムボンネット、AMG 専用のワイドフェンダーを採用。またリアには、左右両サイドのデュアルツインクロームエグゾーストエンドやブラックのディフューザーを備えたリアスカートを採用するなど、ワイド感を強調したアグレッシブなデザインとなっている。

 インテリアは、スポーティで高品位な室内空間が広がっている。大型モニター画面を一体化した新設計のダッシュボード、 “AMG”ロゴによるスタートアップスクリーンや、レースタイマー機能をもつ専用マルチファンクションディスプレイを備えたスポーティな3つの独立型円形メーター、AMG パフォーマンスステアリングホイール、アルミニウム製シフトパドルなど、スポーツドライビングを演出するデザインとなっている。

 エンジンは、C 63 AMG(セダン・ステーションワゴン)同様、AMG 独自開発の6.3 リッターV8 エンジンを搭載。最高出力336kW/457hp、最大トルク600Nm の強大なパワーにより、0~100km/h 加速4.5 秒、最高速度250km/h(リミッター作動)の卓越した走行性能を実現した。

 さらに、各モデルに新搭載のAMGスピードシフトMCT(電子制御式7 速スポーツトランスミッション)は、従来のトルクコンバーターに代え湿式多板クラッチを採用し、ダイレクトなアクセルレスポンスとスピーディなシフトチェンジを実現するとともに、通常のオートマティック・トランスミッションに見られるエネルギーロスを低減し、燃費効率の大幅改善に貢献。新型パワーステアリングポンプとあいまって、従来モデルより最大35%の燃費向上を図っている。

 メーカー希望小売価格(消費税込み)は、「C 63 AMG クーペ」が1085万円、「C 63 AMG セダン」が1075万円、「C 63 AMG ステーションワゴン」が1095万円。

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