【銘柄診断】西松屋チェーンは業績下方修正で減益転換して急続落

2011年8月22日 16:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  西松屋チェーン <7545> は22日、37円安の624円と4営業日続落した。前週末19日大引け後に今2月期第2四半期・2月通期業績の下方修正を発表、期初の増益転換予想が連続減益と変わることを嫌い売り増勢となった。

  業績修正のうち2月通期業績は、期初予想より売り上げを62億4300万円、経常利益を20億6900万円、純利益を12億2300万円各ダウンさせたもので、純利益は、38億3100万円(前期比19%減)と続落する。売り上げは、肌着やパジャマなどの実用衣料が比較的堅調に推移したものの、新生児衣料やマタニティ用品、大型育児用品が不振で下ぶれ、利益は、プライベート商品の拡大に円高効果が加わり仕入れコストが低減したが、春物・夏物衣料の値下げで売上総利益率が低下したことが要因となって下ぶれた。

  株価は、前期業績の下方修正に東日本大震災発生が重なって上場来安値529円まで売られ、下げ過ぎ訂正と今期業績の増益転換予想で1株純資産710円レベルを回復、3分の1押し水準でもみ合っていた。再度の下値確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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