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【話題】夏バテ?信用期日の影響?下げが目立つ夏の終わりの相場
★売り一巡で秋相場への期待も膨らむ
猛暑による疲れ・夏バテの影響が出てきたようだ。8月後半になって相場の下げが目立っている。夏バテを乗り切ることができない理由として指摘されているのが、「2月高値」に対する信用買いの6ヶ月期日到来。3月の震災下げで、かなりの売りが出たとみられていたものの、残った売りを吸収する力がないということは、「やはり、人も相場も夏バテ。今年の夏はあまりにも暑すぎた」ということのようだ。
制度信用取引の決済は6ヶ月が期限。日経平均の今年の高値は2月17日の1万891円、TOPIXも2月17日の976ポイント。当然、主力銘柄の多くが2月に高値をつけている。それらの高値周辺のシコリ株が6ヶ月目の期日を迎えている。
たとえば、新日鉄 <5401> は328円、トヨタ <7203> 3955円、ホンダ <7267> 3745円、シャープ <6753> 959円など、いずれも2月が年初来の高値。もちろん、信用取引を利用した買いのほかにも現物での買いもそうとう含まれていたものとみられる。
その大部分のシコリ株は、3月の大暴落で投げが出たものとみられていた。しかし、「3月の下げが短期で急だったため処分売りできなかった株もそうとうあるはず。7月にかけて相場が戻したため様子を見ていたものとみられる。ここに来て、NY相場の急落でガマンできなくなったものとみられる」(中堅証券)。
過去のケースでは、信用の期日売りが一巡すると相場は底打ち反転していることが多い。まもなく9月の秋相場入り。新政権のもとでの復興・日本再生も期待されている。今回も期日一巡後は相場反転の可能性はありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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