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オートデスク製品をカリフォルニア州交通局が採用
オートデスクは、米国内最大規模の交通局であるカリフォルニア州交通局が、同州内の道路・高速道路設計プロジェクト向けに、インフラの計画、設計、施工、維持管理向けのソフトウェアを含む、オートデスクの広範なインフラストラクチャ分野向けBIMポートフォリオを構成するソフトウェア、「AutoCAD(R) Civil 3D(R)」を採用したと発表した。契約総額は、今後5年間で400万米ドル。この契約にはAutoCAD Civil 3D製品に加え、トレーニング、付帯サービスの提供なども含まれるという。
同社では、設計・施工・維持管理までのライフサイクル全体で情報化を推進し、業務の効率化と工事の品質向上を実現するため、土木の設計、施工業務にBIMの手法を導入するための製品開発を強化している。BIMの手法を取り入れることにより、図面作成や土量計算が自動化され、設計業務における生産性が大きく向上。この取り組みのもと、同社は「AutoCAD(R) Civil 3D(R)」を中心とした、コンサルタントやオーナーがよりサステイナブルなインフラの計画、設計、施工、維持管理を支援する幅広いソリューションを提供している。
日本では、中央復建コンサルタンツが、国土交通省やNEXCO、首都高速、阪神高速等の事業でAutoCAD Civil 3Dを活用。同社はBIMプロセスによるプロジェクト最適化を通じて、業務の効率化と工事の品質向上を実現しているという。また、その他の大手建設コンサルタントでも、AutoCAD Civil 3Dで作成した高速道路のBIMモデルを活用して、設計検討、施工シミュレーションなどを行っている。
現在、カリフォルニア州に敷設されている全長約40万マイルの道路のうち、5万マイル以上をカリフォルニア州交通局が管理。これらの道路インフラを戦略的、経済的、かつサステイナブルに敷設、修理するには革新的な道路設計ソフトウェアが必要だった。そこでカリフォルニア州交通局は、州内の交通改善プロジェクトでAutoCAD Civil 3Dを使用し、タイムリーで高品質なインフラ計画、仕様、見積りを作成する予定だという。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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