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アリアン5ロケット、日本の放送衛星などを打ち上げ
Image credit: Arianespace[写真拡大]
アリアンスペース社(Arianespace)は協定世界時間8月6日22時52分(日本時間8月7日7時52分)、SESアストラ社の通信衛星「アストラ1N(ASTRA 1N)」と株式会社放送衛星システムの放送衛星「BSAT-3c」を載せたアリアンロケット(アリアン5ECA)を、南米フランス領ギアナのクールー基地から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約27分後に「アストラ1N」、約38分後に「BSAT-3c」をそれぞれ所定の静止トランスファ軌道に投入し、打ち上げが成功した。
「アストラ1N」はEADSアストリウム(EADS Astrium)社が開発・製造した通信衛星で、重さは約5300kg。ユーロスターバス「E3000」をベースに、52本のアクティブKuトランスポンダーを搭載し、ヨーロッパを中心に通信、ハイビジョンテレビ放送などを提供する。
一方、「BSAT-3c」はロッキードマーチン社が製造した放送衛星で、重さ約2900kg。24本のKuバンド・トランスポンダを搭載し、現在運用中のBSAT-3系の衛星として、日本国内にBSデジタル放送などを提供する。
■Ariane 5 maintains Arianespace's track record of success by launching the ASTRA 1N and BSAT-3c/JCSAT-110R satellites
http://www.arianespace.com/news-mission-update/2011/828-success.asp
■放送衛星BSAT-3cの打ち上げ成功について(PDF)
http://www.b-sat.co.jp/pdfFile/110807-092945.pdf
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