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古河電工、台湾の栄星電線工業と巻線事業で協業
記事提供元:エコノミックニュース
現在、電子化が進む車載用やスマートフォンに牽引される電子部品用などの好調によって、中国における細物エナメル線の需要は高まっており、今後も堅調に推移すると予想されている。そんな中、古河電気工業は20日、同社の完全子会社である古河マグネットワイヤ(以下:FMGW)が、中国に2ヵ所製造拠点を持つ台湾のエナメル線の開発・製造・販売会社である栄星電線工業股?有限公司の株式の一部を取得し、中国市場における細物エナメル線の協業を開始すると発表した。FMGWは、東京特殊電線が保有する栄星電線の普通株式の一部で、発行済み全株式の20%強に該当する約31百万株を取得する。
古河電気工業とFMGWは、古河グループの巻線事業を統合するなど、2010年4月より巻線事業の強化を図っており、両社は、栄星電線と協業して、栄星電線の中国製造拠点での細物エナメル線の製造委託を行い、FMGWブランドでの海外展開を強化していくことを決定した。事業提携の対象は、今後市場の拡大が見込まれ、FMGWおよび栄星電線の得意とする細物エナメル線(直径0.5mm以下)となる。製品のブランドはFMGWで、製品設計、品質保証もFMGWが行うことになる。栄星電線は台湾に1ヵ所(台南)、中国に2ヵ所(蘇州、東莞)の3製造拠点があるが、中国向けの製品は、主に蘇州と東莞の中国の拠点を活用して製造を委託する。本年9月から順次サンプル出荷を開始していくという。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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