【読者と一問一答】出来高の少ない状態はいつまで続くのか?

2011年7月20日 09:51

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 出来高の少ない状態が続いています。いつまで続きますか?

 【答え】 東証1部の出来高は今年6月10日の24億1678万株を最後にそれ以降20億株割れが続いています。1日の出来高が20億株以上の日は、6月中でわずか2回、もちろん、7月はこれまでのところではゼロです。

  それどころか、19日(火)の出来高は14億9944万株と、2営業日続けての15億株割れです。

  こうした薄商いは、ひとことで言えば、「夏枯れ」相場ということです。しかも、このところの海外要因の不透明、円高、さらにダラダラとした締りのない政局などが重なって積極的に手が出せない地合いです。

  ご質問は、こうした状況はいつまで続くかということです。8月下旬くらいまでは続きそうな印象です。これから、4~6月決算の発表があります。しかし、電力問題が頭を押さえているため主力銘柄について増額は期待できないでしょう。相場の力にはなり難いでしょう。

  猛暑関連銘柄の物色は見込めるものの、一方で本格的な夏休みが始まります。となれば、腰の入った買いを期待することは難しそうです。

  今後、転機が来るとすれば、総理交代が言われている8月後半でしょう。その頃に1日当りの出来高が12~13億株となっていれば『陰の極』といえるでしょう。2010年にも8月17日に12億9000万株、8月23日に12億8300万株の出来高となって相場底入れのサインとなっています。最近は季節感が少々、早く回っているようですから8月上中旬に底打ちサインの出ることも予想されます。もうしばらくの辛抱です。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【話題株】食肉銘柄は日本ハムなど軟調だが林兼産業はマグロのイメージで堅調(2011/07/19)
【太陽光発電関連特集3】勢力図も激しく塗り替わる世界の太陽電池セルメーカー(2011/07/18)
株式投資ノウハウ無料公開中!3大特別プレゼント=株式投資情報SHOP(2011/06/08)
株式評論家・犬丸正寛の『時を買え投資法』で着実に稼ぐ、メールマガジン創刊!シンプルに的確に注目銘柄を紹介(2011/06/08)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事