イトーヨーカ堂、福島県産の汚染牛肉を千葉県の2店舗で販売

2011年7月20日 00:00

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 イトーヨーカ堂は18日、東京都の調査等により、問題となっている「福島県から出荷された肉牛84頭」のうち1頭から食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され、千葉県の2店舗で該当する牛肉を販売していたことが判明したと発表した。

 汚染牛肉を販売していた店舗は、イトーヨーカドー成田店(千葉県成田市)と、イトーヨーカドー食品館おおたかの森店(千葉県流山市)の2店舗。販売期間は、両店舗とも7月1日から10日までで、それぞれ21.8キログラムと19.9キログラムを販売した。

 今回の件を受け、同社は、「政府・行政との連携を深めるとともに、取引先様と協力の上、肉牛の飼料の検査を強化する等、より一層の検査体制の強化を図っていく」としている。

 なお、同社では現在、福島県産の牛肉について販売を見合わせているという。また、販売するパックに個体識別番号(従来から表記)に加え、産地の表示をするとともに、売場では当日販売する牛肉の個体識別番号ならびに産地の告知を行っているという。

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