米グーグルの4-6月期、売上高が過去最高の90億ドル

　米インターネット検索大手グーグル（Google）が14日に発表した4-6月期決算は、売上高が前年同期比32%増の90億2,600万ドル（約7,145億円）、純利益が同36%増の25億500万ドル（約1,983億円）だった。

　同社のラリー・ページ最高経営責任者（CEO）は声明で、「売上高が前年同期比32%増で記録的な90億ドル超となり、素晴らしい四半期だった」と同決算を評価した。また、SNS大手フェイスブック（Facebook）の対抗サービスと目されるSNSサービス「Google+」については、「Google+に対する驚異的な反応に非常に興奮している（super excited）」とコメントしている。各紙の報道によると、同氏は電話会見でGoogle+の登録者が1,000万人を超えたことを明らかにした。

　売上高の内訳では、グーグルが所有するサイトからの売上が同39%増の62億3,000万ドルで全体の69%を占めた。広告配信サービス「アドセンス」（Adsense）を通じたパートナーサイトからの収益は同20%増の24億8,000万ドルで全体の28%を占めている。

　米国外での収益は48億7,000万ドルで全体の54%。10年4-6月期の52%、11年1-3月期の53%と比べるとわずかに増加している。

　アドセンスや検索連動型広告「アドワーズ」（AdWords）によって配信された広告のクリック数は前年同期では18%増、前四半期（11年1-3月期）比では2%減少した。クリック単価は、前年同期では12%増、前四半期（11年1-3月期）比では6%増加した。