「うるう秒」の廃止、来年1月にも決定か

2011年7月2日 14:00

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 現在、協定世界時(UTC)は、地球の自転に基づく世界時(UT)と同期するように調整されているが、近い将来には調整が行われなくなるかもしれない(American Scientistの記事本家/.)。

変動する地球の自転速度とUTCを同期させるため、現在は原子時計による国際原子時にうるう秒を適宜挿入している。しかし、以前のストーリーにもあるように、UTCの定義を変更してうるう秒を廃止することも議論されてきた。ITU-R(国際電気通信連合無線通信部門)の研究グループはUTCの再定義に関する勧告をまとめており、2012年1月に開催する会合で勧告の是非について投票を行う。これが受け入れられれば、2018年以降はうるう秒が廃止され、UTCとUTとの調整が行われなくなるとのことだ。

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