関連記事
ミノタウロス1ロケット、偵察衛星「ORS-1」を打上げ
Image credit: Orbital Sciences[写真拡大]
オービタル・サイエンシズ社はアメリカ東部夏時間6月29日23時9分(日本時間6月30日12時9分)、米国防総省宇宙対応展開局(DoD ORS Office)の偵察衛星「ORS-1」を載せたミノタウロス1ロケットを、バージニア州のNASA ワロップス飛行施設から打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約12分後に「ORS-1」を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。
「私たちは今夜のミノタウロス1ロケットの打ち上げ結果に満足しており、米国防総省の宇宙対応展開局の重要な仕事をサポートできたことに誇りに思います」
今回の打ち上げ成功を受け、オービタル・サイエンシズ社のロン・グレーバー(Ron Grabe )副社長はこのように述べた。
「ORS-1」は重さ約450kgの偵察衛星で、新型のセンサーなどを搭載し、軌道上から撮影などの任務を行う。ORS(Operationally Responsive Space)システムは米国防総省が進めている新しい宇宙開発手法で、大幅な標準化を図り、従来の衛星よりも小型で、低コスト、短納期を目指している。「ORS-1」も開発から打ち上げまでわずか30カ月、費用にして約2億2600万ドルと、従来の高コスト、長期間開発を必要とする軍事衛星の常識を覆している。
■Orbital Successfully Launches Minotaur I Rocket Carrying ORS-1 Satellite for the U.S. Air Force
http://www.orbital.com/NewsInfo/release.asp?prid=777
【関連記事】
・ミノタウロス1ロケット、偵察衛星「NROL-66」を打上げ
・ミノタウロス4ロケット、小型衛星6基を打ち上げ
・ミノタウロス4ロケット、初のスペースデブリ監視衛星を打上げ
・米空軍、極超音速技術実証機との通信確保に失敗
・ミノタウロス1、タックサット3を打ち上げ
スポンサードリンク